きゅう(灸)について
お灸が美容や健康にいいって聞くけど・・・熱いですよね?
現在主流のお灸はあまり熱くなく、心地よい熱が身体に浸透する感じです。熱いお灸のイメージは昔のものかもしれません
跡が残ったりもしないんですか?
市販のだと自分でもできるんですか?
美容や健康のため、自分でお灸する人が増えています
薬局などで売っている台座灸は、誰でも簡単に扱えます
美容や健康にいいなんて嬉しい!
普段の健康管理はセルフお灸、体調が悪くなったら鍼灸院、とうまく使い分けるといいですね
どのツボにするといいか、聞いてみて下さい
解説
お灸はヨモギの葉を乾燥させて精製した「モグサ」を使います。これを米粒やその半分くらいの大きさにして直接皮膚か、台座の上に乗せて焼くことで、ツボに温熱刺激を加え、様々な病気や症状の施術に利用しています。昔は、落語の「強情灸」のように「熱いほど効く」など、「熱い」「跡が残る」イメージがありましたが、現在では身体への負担を軽くするよう、小さめで心地良い熱さのお灸が好まれています。
お灸にもいろいろな種類があり、台座に生姜を使って薬効を期待する「生姜灸」、箱の中でモグサを炊いてお腹や腰を温める「箱灸」、鍼灸院では鍼の柄の方でお灸をする「灸頭鍼」など、いずれも温熱刺激で身体の調整を行うものです。
セルフお灸で使う台座灸などは、薬局やドラッグストアでも手に入り、使い方も簡単なので、自宅での養生や美容にいいと、近年利用が増えています。